刻み突きは攻撃でも高頻度で使用されますが、カウンターとしても有用です。
今回は後の先のカウンターの刻み突きをマスターするために、動きやコツなどを徹底解説します。
ぜひ参考にしてください!
カウンターの刻み突きについて
まずはカウンターの刻み突き(後の先)の概要を説明します。
カウンターの刻み突きは、おもに相手の連突き攻撃に対して有効な技です。
相手の連突き攻撃が来たら、それをバックステップしながら後拳で押さえつつ、前拳で刻み突きを行います。
相手の突き攻撃を受けての返し攻撃なので、カウンターとしては「後の先」ということになります。
カウンター刻み突きの強みと弱み
カウンター刻み突きの強みと弱みを解説していきます。
カウンター刻み突きの強み
カウンターの刻み突きの良い点は、逆突きよりもリーチが出せる点です。
逆突きの後の先カウンターは短いので、相手と身長差がある場合なかなか通用しません。
しかし刻みなら相手に近い手なので、その差が縮みます。
カウンター刻み突きの弱み
カウンターの刻み突きの欠点について考えてみます。2つ挙げられますのでそれぞれ解説していきます。
中段に弱い
カウンターの刻みは中段突き攻撃に弱いです。
(上段突き全てに言えますが)
空手の試合で使用される連続技は、最後まで上段突きであるケースが多いので、基本的には有効なカウンターです。
ただし、ワンツーなどで中段に潜り込まれると通用しない場合があります。
緊急対処能力が低い
試合中、相手に反応できずとっさにカウンター体勢に入ることがあると思います。
この場合刻み突きは適しません。
前拳は相手との距離が近いがゆえ、距離が詰まった状態では決まらないですよね。
このような場合は逆突きのカウンターを使用しましょう。
カウンター刻み突きの動作分解
ここから、カウンターの刻み突きの動作を分解して詳しく説明します。
それぞれのコツも解説しますのでぜひ参考にしてください。
カウンターの刻み突きの動作:バックステップ
まずはバックステップをします。間合いを切る必要があるためです。
ここでいうバックステップは、両足同時にステップするものではなく、後ろ足→前足の順番で後ろに下がるステップです。
相手が連突き攻撃で攻撃してくるのを察知したら、素早く後ろ足を後方へ踏み出します。
そして前足は刻み突きを突くタイミングで着地します。(後述します)
また、上体を後ろへ反らさないことを心がけましょう。
相手の突きを避けようと上体をそらしてしまいがちですが、それではカウンターの突きが突けません。
腰から引っ張られるようなイメージで、正しい姿勢を保ったまま下がりましょう。
バックステップ動作は、身長やシーンによって使い分けましょう。
例えば、相手より著しく身長がある場合。
バックステップというほど下がらなくても重心を後方へ移動するスウェーのような動作だけで相手の突きを切れます。
逆にこのような人が大きくバックステップすると、下がりすぎてカウンターが入らない場合があります。
また、数回のバックステップを踏んで、良きタイミングで受けとカウンターへ入る人もいます。
距離感とタイミングがもっとシビアになるので難易度は上がりますが、連続技を軸にしている選手に対しては非常に効果的です。
カウンター刻み突きの動作:相手の突きを落とす
バックステップで後ろ足を下げるのと同時に、後拳で相手の突きを落とします。
ここでもらってしまってはカウンターとして成立しないので、バックステップ+受けで相手の突きを確実にクリアしましょう。
また、刻み突きにスムーズに入るため、受けと同時に拳(肘)を引いておきましょう。
スムーズに突ける以外にも突きが長くなり、審判が見やすいというメリットがあります。
同じ距離での突きでも軌道が長ければ長い突きになりますよね。
引く位置は、基本の引き手の高さでなく、肩くらいの高さにすると刻み突きが突きやすくなります。
カウンター刻み突きの動作:刻み突き
相手の突きを落とすやいなや、刻み突きを繰り出します。
これは前足の着地を踏込みとして行います。
下がりながら突くだけではポイントにならないので、前足をしっかり踏み込んで突きとしてのキメを作ります。
最も重要なのは、相手の次の攻撃が来る前に突くことです。
相手が3連続で突きを繰り出してきた例では、
- 相手の突き①に対しバックステップ
- 相手の突き②を受けて落とす
- 刻みでカウンターを打つ
- 相手の突き③
↑このように、相手の突きの合間を確実に突きましょう。
②で受け手を消費しており、③に対しては無防備なので遅れると獲られてしまいます。
③を落としてカウンターならありですが、連続技を何本も出させてしまうと相手のポイントになるリスクが上がります。
できるだけ早いタイミングで突きを打って決めましょう。
カウンター刻み突きの動作:引き手
カウンターは前進という勢いがないため、引き手がとても重要です。
引き手をしっかり取ると突きが長く見え、審判へのアピールにもなります。
また、相手は勢いに乗って前進して来ているので、落とした次の突きはもらってしまう可能性が非常に高いです。
なので引き手とともに後ろへ下がって出来るだけ距離をとりましょう。
まとめ
今回は、カウンターの刻み突きについて解説を行いました。
タイミングがシビアな技なので何度も試して練習しましょう!必ず役に立ちますよ。